基本情報技術者試験「命令セットアーキテクチャ」の問題
演算命令はレジスタ上のデータのみを対象とし、主記憶とのデータのやり取りは専用のロード命令・ストア命令だけで行う命令セットの方式を何というか。
ア主記憶上のデータを演算命令で直接処理するメモリ間演算方式
イ演算をレジスタ間に限定するロード/ストア(レジスタ間演算)アーキテクチャ
ウ1命令で複雑な処理を行う高機能命令を多用するマイクロプログラム方式
エアドレス部にデータそのものを格納する即値中心の方式
正解
イ.演算をレジスタ間に限定するロード/ストア(レジスタ間演算)アーキテクチャ
ロードストアアーキテクチャは演算命令の対象をレジスタに限定し、主記憶との入出力をロード命令(読込)とストア命令(書込)だけに分離する。設問の説明そのものであり正しい。RISCで広く採用される。
?選択肢ごとの解説
ア ×主記憶上のデータを演算命令で直接処理するのはメモリ間演算を許す方式(CISC寄り)であり、演算をレジスタに限定するロードストア方式とは逆の考え方である。
イ ○ロードストアアーキテクチャは演算命令の対象をレジスタに限定し、主記憶との入出力をロード命令(読込)とストア命令(書込)だけに分離する。設問の説明そのものであり正しい。RISCで広く採用される。
ウ ×高機能命令を多用するマイクロプログラム方式はCISCの実装手法で、演算とメモリアクセスを分離するロードストアの定義とは別の観点である。
エ ×アドレス部にデータを格納する即値中心の方式はアドレッシング方式の一種であり、演算対象をレジスタに限るという命令セットの構成原理とは異なる。
✎くわしく
命令セットアーキテクチャ(ISA)はソフトとハードの境界を定める。ロードストア方式は演算とメモリアクセスを役割分離することで命令を単純化・固定長化でき、パイプライン化に適する。これがRISCの中核設計であり、CISCのメモリ間演算と対照をなす。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『演算はレジスタだけ、メモリ出入りはロード/ストア専用』の2点で判定する。RISCと結びつけて覚える。
覚え方
ロード=積み込む、ストア=しまう。演算は手元(レジスタ)でだけ行い、倉庫(メモリ)とは出し入れ専用、とイメージする。
よくある誤り
ロードストアと、メモリ上で直接演算できるメモリ間演算方式を混同する誤りが多い。演算がレジスタ限定か否かで区別する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a3-0156