基本情報技術者試験「障害回復」の問題
媒体障害でデータベースを失った後、バックアップを復元し、その後の更新を再現して最新状態へ復旧する操作はどれか。
ア未確定の更新を取り消し処理開始前へ戻すロールバック
イ処理中の途中状態を記録するチェックポイントの設定
ウ更新前にログを先に書くログ先行書込み(WAL)の方式
エ更新後ログで再現するロールフォワード
正解
エ.更新後ログで再現するロールフォワード
ロールフォワードはバックアップを復元した上で、更新後ログ(ジャーナル)を用いてコミット済みの更新を再適用し最新状態まで進める回復操作である。媒体障害からの復旧に用いるため正しい。
?選択肢ごとの解説
ア ×ロールバックは未確定の更新を取り消して処理開始前の状態へ戻す操作であり、最新状態へ進める本問とは逆方向である。
イ ×チェックポイントは回復の起点を作るための定期的な書出しであり、それ自体が更新を再現する操作ではない。
ウ ×ログ先行書込み(WAL)は更新前にログを記録する方式の名称であり、復旧操作そのものを指す語ではない。
エ ○ロールフォワードはバックアップを復元した上で、更新後ログ(ジャーナル)を用いてコミット済みの更新を再適用し最新状態まで進める回復操作である。媒体障害からの復旧に用いるため正しい。
✎くわしく
障害回復ではトランザクション障害は未完了をロールバックし、媒体障害はバックアップ復元後にロールフォワードで前進復旧する。これらはWALで更新前後のログを残し、チェックポイントで回復範囲を限定することで成立する。前進(フォワード)か巻戻し(バック)かが要点である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『最新へ前進=ロールフォワード(更新後ログ)』『開始前へ巻戻し=ロールバック(更新前ログ)』と方向で判定する。
覚え方
フォワード=前へ進める=やり直して最新まで、バック=後ろへ戻す=なかったことに、と語感で覚える。
よくある誤り
ロールフォワード(前進・再現)とロールバック(巻戻し・取消)の方向を取り違える誤りが頻出する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a3-0058