開発技術

基本情報技術者試験構成管理」の問題

マネジメント系開発技術難易度:normal
バージョン管理におけるブランチを用いた開発で、本流(メインライン)を安定して保つために推奨される運用として最も適切なものはどれか。
全員が常に本流へ直接コミットし、ブランチは一切作らない
作成したブランチは決して統合せず、機能ごとに別々の最終版として恒久的に並存させ続けていく
履歴の追跡を避けるため、不要になったコミット履歴を随時削除する
機能ごとにブランチを切り、検証後に本流へマージする
正解
機能ごとにブランチを切り、検証後に本流へマージする

ブランチ戦略では、開発中の変更を機能単位のブランチに隔離して進め、レビューや検証で問題ないことを確認してから本流(メインライン)へマージする。これにより未完成の変更が本流へ混入せず、本流を常にリリース可能な安定状態に保てる。設問の意図に正確に合致する。

?選択肢ごとの解説

ア ×全員が本流へ直接コミットすると未完成や不具合のある変更が本流を不安定にしやすく、本流を安定に保つ運用とは反対である。
イ ×ブランチを統合せず別々の最終版として並存させ続けると、変更が一本化されず差異が拡大して保守が破綻するため不適切である。
ウ ×コミット履歴を随時削除すると変更の追跡や復元ができなくなり、構成管理の根幹である追跡可能性を損なうため不適切である。
エ ○ブランチ戦略では、開発中の変更を機能単位のブランチに隔離して進め、レビューや検証で問題ないことを確認してから本流(メインライン)へマージする。これにより未完成の変更が本流へ混入せず、本流を常にリリース可能な安定状態に保てる。設問の意図に正確に合致する。

くわしく

ブランチ戦略の要点は『隔離して開発し、検証後に統合する』ことにある。本流を保護し、機能・修正ごとにブランチを切ってレビューとテストを通してからマージする運用で、品質の低い変更が本流へ入るのを防ぐ。履歴を残すことは構成管理の追跡可能性の前提であり、削除は禁忌。ブランチを統合せず放置すると差分が膨らみ統合困難(マージ地獄)に陥る。

本番での押さえどころ

試験のコツ

本流安定化の文脈では『機能ごとにブランチ→検証後にマージ』が正解。直接コミットや履歴削除は不適切と判断する。

覚え方

ブランチ=枝で試作し、良ければ幹(本流)へ接ぐ。幹を傷つけないために枝で作業、とイメージする。

よくある誤り

『本流へ直接コミットすれば速い』と考えがちだが、本流の安定性を損なう。隔離→検証→マージの流れが推奨である点を押さえる。

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