基本情報技術者試験「ソフトウェアライフサイクル」の問題
ソフトウェアの企画から開発・運用・保守・廃棄までの各活動について、取得者と供給者が同じ言葉で役割や作業範囲を取り決められるようにすることを主たる目的とする日本国内の標準はどれか。
ア共通フレーム(SLCP-JCF)
イコーディング標準
ウソフトウェア品質モデル
エスキル標準(ITSS)
正解
ア.共通フレーム(SLCP-JCF)
共通フレームは、企画・要件定義・開発・運用・保守などのプロセスを標準的な作業項目として体系化し、取得者(発注側)と供給者(受注側)が同じ定義のもとで役割分担や契約範囲を取り決められるようにする『共通の物差し』である。設問の取引上の意思疎通を図る目的に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ○共通フレームは、企画・要件定義・開発・運用・保守などのプロセスを標準的な作業項目として体系化し、取得者(発注側)と供給者(受注側)が同じ定義のもとで役割分担や契約範囲を取り決められるようにする『共通の物差し』である。設問の取引上の意思疎通を図る目的に合致する。
イ ×コーディング標準はプログラム言語ごとの実装規約や命名規則を統一するものであり、取引全体の作業範囲を共通化する共通フレームの目的とは異なる。
ウ ×ソフトウェア品質モデルは製品の品質特性の評価尺度を定義する領域であり、プロセスの共通言語化を狙う共通フレームとは目的が違う。
エ ×スキル標準(ITSS)は開発要員の技能水準を等級で認定する役割であり、プロセス定義を提供する共通フレームの目的ではない。
✎くわしく
共通フレームは取引のためのプロセスの辞書であり、何を作るか・どう作るかの中身を縛るものではない点が要点である。実装規約はコーディング標準、品質尺度は品質モデル、技能等級はスキル標準と、それぞれ別の標準が担う。共通フレームはあくまで作業項目と用語をそろえ、契約や役割の認識ずれを防ぐ枠組みである。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『取得者と供給者』『作業範囲』『共通の物差し』の語があれば共通フレームと判断する。
覚え方
共通フレーム=発注側と受注側が同じ枠(フレーム)で会話するための辞書、と役割で覚える。
よくある誤り
共通フレームを開発手法そのものや品質基準と取り違えやすい。役割は『取引の共通言語』であって作り方や良し悪しを規定するものではない。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0013