基本情報技術者試験「ソフトウェア開発モデル」の問題
アジャイル開発の手法であるスクラムにおいて、スプリントごとに動作するソフトウェアを開発チームが実際に作り上げ、その成果物をプロダクトオーナーや利害関係者にデモンストレーションして評価を受ける場として最も適切なものはどれか。
アスプリントプランニング
イデイリースクラム
ウスプリントレトロスペクティブ
エスプリントレビュー
正解
エ.スプリントレビュー
スプリントレビューは各スプリントの終わりに開催され、完成したインクリメントを利害関係者にデモして評価・フィードバックを得て、今後のプロダクトバックログの方向性を調整する公式イベントである。成果物そのものを検査する点が定義に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×スプリントプランニングはスプリント開始時に、そのスプリントで何を作るか、どう実現するかを計画する会議であり、完成品をデモする場ではない。
イ ×デイリースクラムは開発チームが毎日短時間で進捗と障害を共有する同期の場であり、利害関係者への成果物デモは行わない。
ウ ×スプリントレトロスペクティブはプロセスやチームの働き方を振り返り改善策を検討する会議であり、成果物の評価ではなくチーム自身の改善が目的である。
エ ○スプリントレビューは各スプリントの終わりに開催され、完成したインクリメントを利害関係者にデモして評価・フィードバックを得て、今後のプロダクトバックログの方向性を調整する公式イベントである。成果物そのものを検査する点が定義に合致する。
✎くわしく
スクラムの5つのイベントは目的が明確に分かれている。プランニングは計画、デイリースクラムは日次同期、レビューはプロダクト(成果物)の検査、レトロスペクティブはプロセスの検査である。レビューとレトロスペクティブは混同されやすいが、検査対象が前者は『何を作ったか(プロダクト)』、後者は『どう作ったか(プロセス)』である点で区別する。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
設問に『成果物』『デモ』『利害関係者へ提示』とあればレビュー、『改善』『振り返り』とあればレトロスペクティブと判断する。
覚え方
レビュー(Re-View)は『再び見る=出来上がった物を見せる』、レトロスペクティブ(Retro=過去を)は『過去のやり方を振り返る』と語源で区別する。
よくある誤り
レビューとレトロスペクティブを取り違える受験者が多い。『成果物の評価=レビュー』『進め方の改善=レトロスペクティブ』と対応づけて覚える。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0001