基本情報技術者試験「構成管理」の問題
ソフトウェア構成管理(SCM)の目的として最も適切なものはどれか。
ア利用者向けの操作研修や移行時の問合せ対応の体制をあらかじめ計画して実施する
イ成果物の版を識別・記録し変更を統制して整合した一式を再現する
ウサーバの物理的な設置場所や電源容量を設計する
エ開発要員の人事評価の基準を定める
正解
イ.成果物の版を識別・記録し変更を統制して整合した一式を再現する
ソフトウェア構成管理は、ソースコードや設計書などの構成項目に版(バージョン)を付けて識別・記録し、変更を統制(変更要求の承認・履歴管理)することで、どの時点の整合した一式でも再現・追跡できるようにする活動である。設問の『版の識別・変更統制・再現性確保』に正確に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×利用者の操作研修の計画・実施は教育・移行に関する作業であり、成果物の版や変更を管理する構成管理とは目的が異なる。
イ ○ソフトウェア構成管理は、ソースコードや設計書などの構成項目に版(バージョン)を付けて識別・記録し、変更を統制(変更要求の承認・履歴管理)することで、どの時点の整合した一式でも再現・追跡できるようにする活動である。設問の『版の識別・変更統制・再現性確保』に正確に合致する。
ウ ×サーバの物理設置や電源容量の設計はファシリティ管理の領域であり、ソフトウェア成果物の版管理を行う構成管理とは別物である。
エ ×開発要員の人事評価基準を定めるのは要員・人事管理の話であり、成果物の構成を管理する活動ではない。
✎くわしく
構成管理の核心は『構成項目の識別→変更管理→状態記録→構成監査』というサイクルにある。版を付けて履歴を残すことで、不具合発生時に特定時点へ戻したり、リリースした一式を正確に再現したりできる。版管理(バージョン管理)や変更管理は構成管理を支える具体的な仕組みであり、これらを一体で運用して成果物の整合性と追跡可能性を担保する。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『版の識別』『変更を統制』『いつでも再現・追跡』が揃えば構成管理。設置・研修・人事の語は別領域と切り分ける。
覚え方
構成管理=『どの部品(構成項目)がどの版か』を台帳化して整合を保つ、と部品台帳でイメージする。
よくある誤り
構成管理を単なるファイル保存と捉えがちだが、本質は『変更の統制』と『整合した一式の再現性』にある点を押さえる。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0114