基本情報技術者試験「見積技法」の問題
COCOMO(基本COCOMO)では、開発規模をK行(KLOC)で表すとき、組織内向けの単純な開発(organicモード)の工数を 工数[人月]=2.4×(KLOC)^1.05 で見積もる。規模が8KLOCのとき、見積工数に最も近いものはどれか。
ア約12人月にとどまる
イ約19
ウ約26人月ほどになる
エ約21人月
正解
エ.約21人月
基本COCOMOのorganicモードでは工数=2.4×(KLOC)^1.05で求める。8^1.05は8^1=8と8^1.05のわずかな増分から約8.88となり、2.4×8.88≒21.3人月となる。選択肢の中で最も近いのは約21人月である。
?選択肢ごとの解説
ア ×約12人月は係数2.4を1.5前後に取り違える、あるいは指数を無視して規模に比例配分するなどした場合に生じる過小な値である。
イ ×約19人月は指数1.05を1.0として2.4×8=19.2と近似し、べき乗の増分を見落とした場合に生じる値である。
ウ ×約26人月は指数を1.12など大きめに取り違える、または係数を3前後に取り違えた場合に生じる過大な値である。
エ ○基本COCOMOのorganicモードでは工数=2.4×(KLOC)^1.05で求める。8^1.05は8^1=8と8^1.05のわずかな増分から約8.88となり、2.4×8.88≒21.3人月となる。選択肢の中で最も近いのは約21人月である。
✎くわしく
COCOMOは規模(KLOC)のべき乗で工数を見積もる代表的なパラメトリック見積り法で、規模の増加に対し工数が比例以上に増える(指数>1)点が特徴である。本問は指数1.05で1にごく近いため、まず2.4×8=19.2を概算し、べき乗による若干の上振れを足して約21と見当をつけられる。係数と指数は開発モード(organic/semidetached/embedded)で変わる点も押さえる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
指数が1に近い場合は『比例計算した値より少し大きい』と見当をつけ、選択肢から最も近い値を選ぶ。
覚え方
COCOMO=規模のべき乗で工数が膨らむ、と『大きいほど割に合わない(指数>1)』で覚える。
よくある誤り
指数1.05を無視して2.4×8=19.2のまま約19を選ぶ誤りが多い。べき乗で工数がやや増えることを忘れない。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0112