基本情報技術者試験「開発プロセス手法」の問題
共通フレーム(SLCP)では作業を主ライフサイクルプロセス・支援ライフサイクルプロセス・組織に関するライフサイクルプロセスなどに体系化している。このうち、開発と並行して成果物の検証や妥当性確認、文書化などを行い他のプロセスを支える役割を担う区分はどれか。
ア取得・供給などを担う主ライフサイクルプロセス
イ監査・検証・文書化などを担う支援ライフサイクルプロセス
ウ教育訓練や組織全体の管理・改善を担う組織に関するライフサイクルプロセス
エ運用・保守だけを担う運用ライフサイクルプロセス
正解
イ.監査・検証・文書化などを担う支援ライフサイクルプロセス
共通フレームの支援ライフサイクルプロセスは、文書化・構成管理・品質保証・検証・妥当性確認・監査・問題解決など、他のプロセスを横断的に支える活動を担う。設問の『検証・妥当性確認・文書化で他プロセスを支える』記述に正確に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×主ライフサイクルプロセスは取得・供給・開発・運用・保守といった本流の活動を担う区分であり、他を支える支援的活動が中心ではない。
イ ○共通フレームの支援ライフサイクルプロセスは、文書化・構成管理・品質保証・検証・妥当性確認・監査・問題解決など、他のプロセスを横断的に支える活動を担う。設問の『検証・妥当性確認・文書化で他プロセスを支える』記述に正確に合致する。
ウ ×組織に関するライフサイクルプロセスは管理・改善・教育訓練など組織基盤に関わる活動を担う区分であり、検証や妥当性確認を主とはしない。
エ ×共通フレームに『運用だけを担う運用ライフサイクルプロセス』という独立区分の括りはなく、運用は主ライフサイクルプロセスに含まれるため誤りである。
✎くわしく
共通フレームは作業を大きく主・支援・組織の各ライフサイクルプロセスに分け、取引や開発の本流を主、それを横串で支える検証・監査・文書化などを支援、組織運営や改善を組織プロセスに位置づける。支援プロセスは特定工程に閉じず開発全体に伴走する点が特徴で、品質保証や構成管理が代表例である。区分の役割の違いを押さえることが要点である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『検証・妥当性確認・文書化・監査で他を支える』とあれば支援ライフサイクルプロセスと判断する。
覚え方
支援=サポート役。本流(主)の周りで検証や文書化を横串で手伝う、と『支える』の語で覚える。
よくある誤り
検証や監査を主プロセスに含めると誤りやすい。これらは他を横断的に支える支援ライフサイクルプロセスに位置づく点を区別する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0108