開発技術
基本情報技術者試験「開発プロセス手法」の問題
ソフトウェア開発のカンバン方式において、各工程の仕掛り作業数に上限(WIP制限)を設ける主たる目的として最も適切なものはどれか。
ア同時進行の作業を制限し滞留やボトルネックを見える化して流れを円滑にするため
イ開発期間をあらかじめ固定長の区切りに分割し、各区切りの終わりで必ず動作する成果物を提示するため
ウ将来の要求を予測して機能を先行実装し手戻りを減らすため
エテストを実装より先に書いて仕様を明確化するため
正解
ア.同時進行の作業を制限し滞留やボトルネックを見える化して流れを円滑にするため
カンバン方式ではボード上の各工程に仕掛り(WIP)数の上限を設ける。これにより一度に抱える作業が制限され、特定工程に作業が溜まる滞留やボトルネックが見える化し、未完了作業を増やさず流れ(フロー)を改善できる。設問の目的に正確に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ○カンバン方式ではボード上の各工程に仕掛り(WIP)数の上限を設ける。これにより一度に抱える作業が制限され、特定工程に作業が溜まる滞留やボトルネックが見える化し、未完了作業を増やさず流れ(フロー)を改善できる。設問の目的に正確に合致する。
イ ×開発期間を固定長の区切りに分けて各区切りで成果物を出すのはスクラムのスプリントの考え方であり、カンバンのWIP制限の目的ではない。カンバンは時間箱を必須としない…
ウ ×将来要求の先行実装は手戻りを減らすどころかYAGNIに反する行為であり、流れの最適化を狙うWIP制限とは無関係である。
エ ×テストを先に書くのはTDDの考え方であり、仕掛り数を制限して流れを整えるWIP制限の目的とは異なる。
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作成・校閲:ukamiru編集部 · 基本情報技術者試験 過去問 · fe-a2-0104
