基本情報技術者試験「ソフトウェア保守」の問題
稼働中の業務システムについて、現時点で障害は起きていないが、将来生じる可能性のある潜在的な不具合を事前に発見・除去し、トラブルの発生を未然に防ぐために行う保守はどれか。
ア是正保守
イ適応保守
ウ予防保守
エ完全化保守
正解
ウ.予防保守
予防保守は、まだ障害として現れていない潜在的な欠陥を事前に発見・除去し、将来の不具合発生を未然に防ぐために行う保守である。設問の『障害は起きていないが潜在不具合を事前に除去する』という記述に正確に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×是正保守は実際に発生した障害の原因を取り除き不具合を修正する保守であり、障害発生後の対応である点で『未然防止』を狙う予防保守と異なる。
イ ×適応保守はOS更新や法改正など外部環境の変化にソフトウェアを合わせるための保守であり、潜在不具合の事前除去を目的とするものではない。
ウ ○予防保守は、まだ障害として現れていない潜在的な欠陥を事前に発見・除去し、将来の不具合発生を未然に防ぐために行う保守である。設問の『障害は起きていないが潜在不具合を事前に除去する』という記述に正確に合致する。
エ ×完全化保守は機能追加や性能改善などソフトウェアをより良くするための保守であり、潜在的な欠陥の予防が目的ではない。
✎くわしく
ソフトウェア保守は是正・適応・予防・完全化の4種に分類される。是正は『起きた障害を直す』、適応は『環境変化に合わせる』、予防は『潜在不具合を未然に防ぐ』、完全化は『より良くする』と目的で整理できる。是正と予防は障害が顕在化したか否か、適応と完全化は外部要因かより良くする目的かで切り分けると判別しやすい。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『潜在不具合』『未然に防ぐ』『障害は起きていない』とあれば予防保守と判断する。
覚え方
予防=病気になる前に予防接種。起きる前に手を打つ、と医療の予防で覚える。
よくある誤り
是正保守と予防保守の混同が多い。障害がすでに起きているなら是正、まだ起きていない潜在対応なら予防と、障害の顕在化で区別する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0095