基本情報技術者試験「残存バグ推定」の問題
信頼度成長曲線による分析から、このソフトウェアに最終的に存在するバグの総数は200件と推定された。テスト工程の現時点までに160件のバグを検出している。このとき推定される残存バグ件数と、これまでの検出率(進捗)の組合せとして正しいものはどれか。
ア残存20件、検出率は90%
イ残存60件で検出率は70%にとどまる
ウ残存50件
エ残存40件、検出率80%
正解
エ.残存40件、検出率80%
残存バグは『推定総バグ数−既検出バグ数』で求め、200−160=40件となる。検出率(進捗)は『既検出÷推定総数』で、160÷200=0.8=80%である。推定総数を基準に引き算と割り算を行えば、残存40件・検出率80%の組合せが導ける。
?選択肢ごとの解説
ア ×残存20件・検出率90%は、検出を180件と取り違えるなど既検出数を誤った場合の値で、与えられた160件と整合しない。
イ ×残存60件・検出率70%は、検出を140件とするなど既検出数を誤った場合の値で、160件を用いていない。
ウ ×残存50件・検出率75%は、検出を150件とした場合の値で、本問の検出160件とは一致しない。
エ ○残存バグは『推定総バグ数−既検出バグ数』で求め、200−160=40件となる。検出率(進捗)は『既検出÷推定総数』で、160÷200=0.8=80%である。推定総数を基準に引き算と割り算を行えば、残存40件・検出率80%の組合せが導ける。
✎くわしく
信頼度成長曲線は漸近線として推定総バグ数を与え、これを使って残存バグや検出率(品質の収束度)を見積もる。残存が十分小さく検出率が高ければテスト完了の判断材料になる。残存と検出率は『総数−検出』『検出÷総数』という補完的な式で、合計すると検出率+残存率=100%になることを検算に使える(80%+20%=100%)。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
残存=総数−検出、検出率=検出÷総数。検出率+残存率=100%で検算する。
覚え方
推定総数というコップに対し、検出済みが入った分が進捗、残りが残存、と一つの全体を分ける形で覚える。
よくある誤り
残存を『総数÷検出』のように割り算で求める誤りや、検出率の分母に検出数を置く誤りが多い。基準は常に推定総数とする。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0092