基本情報技術者試験「信頼度成長曲線」の問題
ソフトウェアのテスト工程で、横軸にテスト時間、縦軸に累積検出バグ件数をとってグラフ化したところ、初めは緩やかに、中盤で急増し、終盤で増加が鈍りS字状で上限に近づいた。このような曲線で品質の収束を評価するモデルの総称はどれか。
アバスタブ曲線で初期故障・偶発故障・摩耗故障の故障率の変化を表すモデル
イパレート図で主要因を上位から並べるモデル
ウゴンペルツ曲線やロジスティック曲線などの信頼度成長曲線
エ散布図で二変数の相関を見るモデル
正解
ウ.ゴンペルツ曲線やロジスティック曲線などの信頼度成長曲線
信頼度成長曲線は、テストの進行に伴う累積検出バグ件数がS字を描いて上限値(推定総バグ数)に収束していく様子をモデル化したもので、ゴンペルツ曲線やロジスティック曲線が代表である。曲線が水平に近づけばバグの検出が出尽くし品質が安定したと判断でき、設問のS字収束の記述に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×バスタブ曲線は時間に対する故障率の変化(初期故障・偶発故障・摩耗故障)を表す信頼性のモデルであり、累積バグの収束を表す信頼度成長曲線とは対象が異なる。
イ ×パレート図は不具合を件数の多い順に並べ重点項目を見極める品質管理図であり、テスト時間に対するバグの収束曲線ではない。
ウ ○信頼度成長曲線は、テストの進行に伴う累積検出バグ件数がS字を描いて上限値(推定総バグ数)に収束していく様子をモデル化したもので、ゴンペルツ曲線やロジスティック曲線が代表である。曲線が水平に近づけばバグの検出が出尽くし品質が安定したと判断でき、設問のS字収束の記述に合致する。
エ ×散布図は二つの変数の相関を点の散らばりで見る図であり、累積バグのS字収束をモデル化するものではない。
✎くわしく
信頼度成長曲線はテスト品質の収束判定に用いられ、曲線の傾きが寝てくる(検出が頭打ちになる)ことをもってテスト終了の目安とする。ゴンペルツ曲線は早期に立ち上がり非対称、ロジスティック曲線は中央対称のS字という形状の違いはあるが、いずれも累積バグが漸近線(推定総数)に近づく点が共通である。バスタブ曲線は故障率の時間変化を表す別概念で混同に注意する。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『累積バグがS字で上限に収束』『テスト時間が横軸』とあれば信頼度成長曲線(ゴンペルツ・ロジスティック)と判断する。
覚え方
成長曲線=バグ検出が成長して頭打ちになるS字、ゴンペルツとロジスティックの二枚看板、と形と名前を結ぶ。
よくある誤り
故障率を表すバスタブ曲線と混同しやすい。信頼度成長曲線の縦軸は累積検出バグ件数であり、故障率ではない点を区別する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0091