基本情報技術者試験「統合テスト戦略」の問題
統合テストを下位のモジュールから順に結合・検証していく方式で、まだ完成していない上位モジュールの代わりに、テスト対象の下位モジュールを呼び出して動作させる部品はどれか。
アスタブと呼ばれる、トップダウンテストで用いる下位モジュールの代役部品
イドライバと呼ばれる上位モジュールの代役部品
ウモックと呼ばれる代役部品
エスナップショットと呼ばれる状態保存の部品
正解
イ.ドライバと呼ばれる上位モジュールの代役部品
ボトムアップテストは下位モジュールから順に結合・検証する方式で、まだ完成していない上位モジュールの代わりに、対象の下位モジュールを呼び出して引数を渡し結果を受け取るドライバ(テスト駆動用の部品)を用いる。設問の『上位の代わりに下位を呼び出す部品』に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×スタブは呼び出される下位モジュールの代役であり、トップダウンテストで用いる。下位から呼び出す上位の代役を問う本問とは役割が逆である。
イ ○ボトムアップテストは下位モジュールから順に結合・検証する方式で、まだ完成していない上位モジュールの代わりに、対象の下位モジュールを呼び出して引数を渡し結果を受け取るドライバ(テスト駆動用の部品)を用いる。設問の『上位の代わりに下位を呼び出す部品』に合致する。
ウ ×モックは外部サービスやオブジェクトの振る舞いを模す部品で、統合方向に伴う上位の代役という本問の文脈とは目的が異なる。
エ ×スナップショットは状態を保存・記録する仕組みであり、上位モジュールを代替して下位を呼び出す部品ではない。
✎くわしく
ボトムアップは末端の下位モジュールの品質を早く固められる反面、全体の制御構造の確認が遅れる。必要な代替部品はドライバで、これは『呼び出す側=上位の代役』である。トップダウンのスタブが『呼び出される側=下位の代役』であるのと対になっており、呼び出しの向きで役割を判別すると混同を防げる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『下位から』『ドライバ』はボトムアップ。呼び出す役がドライバ、呼ばれる役がスタブと向きで整理する。
覚え方
ドライバ=車を運転して動かす側=上から下位を動かす、とドライブのイメージで覚える。
よくある誤り
ドライバとスタブを逆に覚える誤りが多い。ボトムアップは下から積むため、上から呼ぶ役のドライバが要る、と結合方向で結びつける。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0086