開発技術

基本情報技術者試験ソフトウェアテスト」の問題

マネジメント系開発技術難易度:normal
ブラックボックステストにおける同値分割の考え方を最もよく表しているものはどれか。
プログラムの全実行経路を一つずつたどって検証する
入力を仕様上同じ処理となるグループに分け、各グループから代表値を一つ選んでテストする
原因と結果の論理関係をグラフ化して入力の組合せを導く
状態とイベントの関係から遷移の妥当性を確認する
正解
入力を仕様上同じ処理となるグループに分け、各グループから代表値を一つ選んでテストする

同値分割は、入力データを仕様上同一の処理結果となるグループ(同値クラス)に分割し、各クラスから代表値を一つ選んでテストする。同じクラス内のどの値も振る舞いが等価とみなせるため、少ないケースで網羅性を確保できる。設問の説明に正確に合致する。

?選択肢ごとの解説

ア ×全実行経路をたどるのは経路網羅というホワイトボックス側の考え方であり、入力をグループ化する同値分割とは異なる。
イ ○同値分割は、入力データを仕様上同一の処理結果となるグループ(同値クラス)に分割し、各クラスから代表値を一つ選んでテストする。同じクラス内のどの値も振る舞いが等価とみなせるため、少ないケースで網羅性を確保できる。設問の説明に正確に合致する。
ウ ×原因と結果の論理関係をグラフ化するのは原因結果グラフ法の説明で、同値分割そのものではない。
エ ×状態とイベントから遷移を確認するのは状態遷移テストの説明であり、入力の同値クラス分割とは別技法である。

くわしく

同値分割はブラックボックステストの基礎技法で、有効同値クラスと無効同値クラスに分けて代表値を選ぶ。これにより総当りせずに効率的にテストできる。多くの場合、境界での欠陥を補うため限界値分析と組み合わせて用いる。経路網羅・原因結果グラフ・状態遷移テストはいずれも別の着眼点をもつ技法であり、同値クラスへの分割という核心で区別する。

本番での押さえどころ

試験のコツ

『同じ処理となるグループに分けて代表値』とあれば同値分割と判断する。

覚え方

同値=同じ値打ち。同じ扱いのものは一個で代表させる、と覚える。

よくある誤り

同値分割と限界値分析を混同しやすいが、前者は代表値、後者は境界値に着目する点が異なる。

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