基本情報技術者試験「ソフトウェアテスト」の問題
あるプログラムには分岐の方向(各判定の真・偽)が合計で10方向ある。設計したテストケースを実行した結果、そのうち真側が4方向、偽側が4方向の計8方向が実行された。このプログラムの分岐網羅率(デシジョンカバレッジ)は何%か。
ア40%
イちょうど80%
ウ50%
エ90%(9方向実行とした場合)
正解
イ.ちょうど80%
分岐網羅率は『実行された分岐方向数÷全分岐方向数』で求める。実行されたのは真側4と偽側4の計8方向、全体は10方向なので8÷10=0.80、すなわち80%が正しい。残る2方向が未実行である。
?選択肢ごとの解説
ア ×40%は真側4方向だけを分子にし偽側を数え漏らした場合に生じる誤りで、実際は真偽合わせて8方向である。
イ ○分岐網羅率は『実行された分岐方向数÷全分岐方向数』で求める。実行されたのは真側4と偽側4の計8方向、全体は10方向なので8÷10=0.80、すなわち80%が正しい。残る2方向が未実行である。
ウ ×50%は判定の個数を5と数えてそのうち半分とした、あるいは別の母数で割った誤りである。
エ ×90%は9方向実行した場合の値で、本問は8方向なので過大である。
✎くわしく
分岐網羅では1つの判定につき真・偽の2方向を別個の網羅対象として数える点が重要である。本問の全10方向は判定5個分(各2方向)に相当する。命令網羅より強い基準であり、未実行の2方向に対応する入力を特定して補うことでカバレッジを高める。条件網羅とは独立であり、分岐網羅100%でも各単純条件の真偽が網羅されるとは限らない。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
分岐網羅の分母は『判定数×2(真偽の方向数)』。実行した方向数を分子に取る。
覚え方
分岐は分かれ道、行き先(真・偽)を1本ずつ数える、と方向単位を意識する。
よくある誤り
判定の個数を分母にしてしまい、真偽2方向を1つと数える誤りが多い。分岐網羅は方向単位で数える。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0076