基本情報技術者試験「ソフトウェアテスト」の問題
あるモジュールは全部で20個の実行可能命令から成る。設計したテストケース群を実行したところ、そのうち17個の命令が一度以上実行された。このときの命令網羅率(ステートメントカバレッジ)はおよそ何%か。
ア68%
イ75%
ウ100%(全命令実行とした場合)
エおよそ85%
正解
エ.およそ85%
命令網羅率は『実行された命令数÷全実行可能命令数』で求める。17÷20=0.85なので85%が正しい。残る3命令が未実行であり、これらを通すテストケースの追加が必要と読み取れる。
?選択肢ごとの解説
ア ×68%は17を25などの誤った母数で割る、あるいは別の数値を用いた場合に生じる誤りである。
イ ×75%は15÷20と取り違える、または実行数を15と数え誤った場合に生じる値である。
ウ ×100%は全20命令が実行された場合の値で、未実行が3個ある本問では到達していない。
エ ○命令網羅率は『実行された命令数÷全実行可能命令数』で求める。17÷20=0.85なので85%が正しい。残る3命令が未実行であり、これらを通すテストケースの追加が必要と読み取れる。
✎くわしく
カバレッジ率は分子(実行された対象数)と分母(全対象数)の取り方を取り違えないことが肝要である。命令網羅は最も弱い基準であり、85%という高い値でも分岐や条件の真偽が網羅されているとは限らない。カバレッジ向上には未実行の3命令を通す入力を特定し、対応するテストケースを設計するアプローチが有効である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
網羅率=対象のうち通したもの÷対象全体。命令網羅なら命令数で計算すると固定する。
覚え方
網羅率は『達成÷目標』。テストの達成度なので実行済みが分子、と覚える。
よくある誤り
分子と分母を逆にしたり、未実行数を分子に使ったりして誤る。必ず『実行済み÷全体』で計算する。
開発技術の他の問題
アジャイル開発の手法であるスクラムにおいて、スプリントごとに動作するソフトウェアを開発チームが実際に作り上げ、その成果物をプ…ソフトウェアのテストにおいて、プログラムの内部構造には着目せず、入力に対する出力が仕様どおりであるかを検証する手法を採用した…あるシステムのファンクションポイント(FP)を見積もったところ、未調整FPは200であった。技術的複雑度を表す調整係数が0.…ソフトウェアの企画から開発・運用・保守・廃棄までの各活動について、取得者と供給者が同じ言葉で役割や作業範囲を取り決められるよ…ある開発プロジェクトでは、要件定義・設計・実装・テストの各工程を上流から下流へ順に進め、前工程の成果物を承認してから次工程へ…開発対象を複数の部分に分け、各部分について計画・リスク分析・開発・評価の活動を繰り返し、評価のたびにリスクを見極めながら少し…
この問題を、AIの8-ways解説つきで。
無料ではじめる →基本情報技術者試験の演習を、一問ごとに「なぜ」まで。まずは無料で。
ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0075