開発技術

基本情報技術者試験クラス図」の問題

マネジメント系開発技術難易度:normal
UMLのクラス図で二つのクラスを結ぶ関連の端に書かれる『ロール名(役割名)』の役割として最も適切なものはどれか。
関連の相手クラスが、その関連の文脈でどのような役割で参加するかを示す
クラスがもつ操作の引数の型を宣言する
オブジェクトが生成されてから破棄されるまでの状態を列挙する
クラスの内部実装で使用するアルゴリズムの種類を表す
正解
関連の相手クラスが、その関連の文脈でどのような役割で参加するかを示す

ロール名(役割名)は関連の端に記し、相手クラスがその関連の中で果たす役割を明示する。例えば人と会社の関連で人側に『従業員』、会社側に『雇用主』と付ければ、同じクラスでも文脈での立場が明確になる。設問の説明に正確に合致する。

?選択肢ごとの解説

ア ○ロール名(役割名)は関連の端に記し、相手クラスがその関連の中で果たす役割を明示する。例えば人と会社の関連で人側に『従業員』、会社側に『雇用主』と付ければ、同じクラスでも文脈での立場が明確になる。設問の説明に正確に合致する。
イ ×操作の引数の型は操作のシグネチャで宣言されるものであり、関連の端に置くロール名の役割ではない。
ウ ×オブジェクトの状態の列挙は状態遷移図が担う内容で、クラス図の関連端のロール名とは無関係である。
エ ×内部実装のアルゴリズム種別はクラス図で表す情報ではなく、ロール名が示すものでもない。

くわしく

クラス図の関連には、関連名・ロール名・多重度・誘導可能性などの注釈が付けられる。ロール名は『その関連の中での相手の立場』を表し、特に同一クラス同士の再帰的関連(例:社員が上司と部下を兼ねる)で役割を区別するのに有用である。多重度が『いくつ』を表すのに対し、ロール名は『どんな立場で』を表すという役割分担を押さえる。

本番での押さえどころ

試験のコツ

関連端に書かれる名前のうち『役割・立場』を示すものがロール名と判断する。

覚え方

ロール=『役(role)』。劇で配役名を付けるように、関連での役どころを示すと覚える。

よくある誤り

ロール名を多重度や関連名と混同しやすい。ロール名は『相手の役割(立場)』を表す点で、個数を表す多重度とは別物である。

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