基本情報技術者試験「HIPO」の問題
設計技法であるHIPOの構成に関する説明として最も適切なものはどれか。
ア状態とイベントによる遷移を丸と矢印で表現する
イデータの流れを源泉・処理・蓄積・吸収の四記号で表す
ウ機能の階層図と各機能の入力・処理・出力の図で表す
エ条件と動作の組合せを行と列の表で網羅する
正解
ウ.機能の階層図と各機能の入力・処理・出力の図で表す
HIPO(Hierarchy plus Input Process Output)は、システムの機能を階層化して示す図式目次(階層図)と、個々の機能について入力・処理・出力の三要素を記述するIPOダイアグラムを組み合わせて表現する技法である。設問の『機能の階層図と各機能のIPO図』はこの構成を正しく述べている。
?選択肢ごとの解説
ア ×状態とイベントによる遷移を丸と矢印で表すのは状態遷移図の説明であり、HIPOではない。
イ ×データの流れを源泉・処理・蓄積・吸収で表すのはDFDの説明であり、機能階層とIPOを軸とするHIPOとは異なる。
ウ ○HIPO(Hierarchy plus Input Process Output)は、システムの機能を階層化して示す図式目次(階層図)と、個々の機能について入力・処理・出力の三要素を記述するIPOダイアグラムを組み合わせて表現する技法である。設問の『機能の階層図と各機能のIPO図』はこの構成を正しく述べている。
エ ×条件と動作の組合せを表で網羅するのは決定表の説明であり、HIPOの構成ではない。
✎くわしく
HIPOの核心は『機能を階層で整理し、各機能を入力→処理→出力の枠で具体化する』点にある。階層図でシステム全体の機能構成を俯瞰し、IPO図で各機能が何を入力し何を出力するかを明確にするため、機能設計の文書化に向く。DFDがデータの流れ、状態遷移図が状態変化、決定表が条件分岐を扱うのに対し、HIPOは機能の階層とI/Oという別の切り口をもつ。技法ごとの着眼点(機能階層・データ流れ・状態・条件)で区別すると選びやすい。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『階層図+入力・処理・出力(IPO)』とあればHIPOと判断する。
覚え方
HIPO=Hierarchy(階層)+Input・Process・Output、と名称の頭文字で構成を覚える。
よくある誤り
HIPOをDFDと混同しやすいが、HIPOは機能の階層とI/Oに着目し、データの流れそのものを主役にするDFDとは異なる。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0059