基本情報技術者試験「モジュール分割技法」の問題
構造化設計のモジュール分割技法のうち、データの流れを『入力(源泉)→変換→出力(吸収)』の三つの部分に着目して分割し、それぞれを担うモジュール群に分ける技法はどれか。
アSTS分割
イTR分割
ウ共通機能分割
エジャクソン法
正解
ア.STS分割
STS分割は、処理の中心となるデータの流れを源泉(Source)・変換(Transform)・吸収(Sink)の三段階に分け、それぞれの役割を担うモジュール群に分割する技法である。設問の『入力→変換→出力の三部に着目』はSTS分割の定義そのものである。
?選択肢ごとの解説
ア ○STS分割は、処理の中心となるデータの流れを源泉(Source)・変換(Transform)・吸収(Sink)の三段階に分け、それぞれの役割を担うモジュール群に分割する技法である。設問の『入力→変換→出力の三部に着目』はSTS分割の定義そのものである。
イ ×TR分割(トランザクション分割)は、入力されるトランザクションの種類ごとに処理を振り分けてモジュール化する技法で、データの三段階分割とは着眼点が異なる。
ウ ×共通機能分割は、複数箇所で使う共通の処理をくくり出して独立モジュールにする技法であり、源泉・変換・吸収の三部構成とは異なる。
エ ×ジャクソン法(JSP)は入出力データの構造に対応させてプログラム構造を導く技法で、データ流れの三段階分割を主眼とするSTS分割とは異なる。
✎くわしく
構造化設計の代表的分割技法は着眼点で区別できる。STS分割はデータの流れの三段階(源泉・変換・吸収)、TR分割は処理を起動するトランザクション種別、共通機能分割は重複処理の集約、ジャクソン法はデータ構造への対応である。設問のキーワードが『入力→変換→出力』ならSTS、『種類で振り分け』ならTRと結びつける。これらはいずれもモジュール強度(凝集度)を高め結合度を下げることを狙う点で共通する。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『源泉・変換・吸収』『入力→変換→出力の三部』とあればSTS分割と即断する。
覚え方
STS=Source(源)・Transform(変換)・Sink(吸収)の頭文字、と三語で覚える。
よくある誤り
STS分割とTR分割を混同しやすい。流れの三段階で割るのがSTS、入力の種類で割るのがTRと区別する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0057