基本情報技術者試験「構造化分析」の問題
構造化分析でDFDを作成する手法に関する説明として最も適切なものはどれか。
ア処理を呼び出す順序を制御構造として木構造の形で表す
イ対象システムを単一のプロセスとみなし、外部実体との入出力だけを描く
ウ状態とイベントによる遷移を丸と矢印で表す
エ条件と動作の組合せを行と列の表形式で整理する
正解
イ.対象システムを単一のプロセスとみなし、外部実体との入出力だけを描く
構造化分析のDFDは段階的詳細化で作る。最上位のコンテキストダイアグラムでは対象システムを単一のプロセスとみなし、外部実体とのデータの出入りだけを示す。そこから下位へプロセスを分割して詳細化していくため、設問の説明として正しい。
?選択肢ごとの解説
ア ×処理の呼び出し順序を木構造で表すのは構造化チャート(ストラクチャチャート)の説明で、DFDはデータの流れを表す。
イ ○構造化分析のDFDは段階的詳細化で作る。最上位のコンテキストダイアグラムでは対象システムを単一のプロセスとみなし、外部実体とのデータの出入りだけを示す。そこから下位へプロセスを分割して詳細化していくため、設問の説明として正しい。
ウ ×状態とイベントの遷移を丸と矢印で表すのは状態遷移図の説明であり、DFDの作成手法ではない。
エ ×条件と動作の組合せを表形式で整理するのは決定表(デシジョンテーブル)の説明であり、DFDとは異なる。
✎くわしく
DFDは『トップダウンの段階的詳細化』が要点で、コンテキスト→第0層→下位層と粒度を細かくしていく。各層では入出力データの整合(バランス)を保つことが求められる。DFDがデータの流れに着目するのに対し、構造化チャートは制御(呼び出し)構造、状態遷移図は状態変化、決定表は条件と動作の対応を扱う。役割の違いを押さえれば紛らわしい選択肢を排除できる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『全体を一プロセスで描く最上位図』『段階的詳細化』はDFD(コンテキストダイアグラム)と判断する。
覚え方
DFD作成=『大きな一つの箱から始め、中を少しずつ割っていく』とトップダウンで覚える。
よくある誤り
DFDを制御フローや処理順序の図と誤解しがちだが、DFDはあくまでデータの流れを示し、制御の順序は表さない。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0053