基本情報技術者試験「要件定義技法」の問題
要件定義の初期段階で、現行業務に精通した複数の利用者を一堂に集め、進行役の司会のもとで意見を引き出し合い、合意形成を図りながら要求を効率よく洗い出したい。この目的に最も適した情報収集技法はどれか。
ア文献調査
イワークサンプリング
ウグループインタビュー
エ定型アンケート
正解
ウ.グループインタビュー
グループインタビューは、複数の利用者を一堂に集め進行役が議論を促す技法である。参加者同士の発言が触発し合い、一人では気付かない要求や暗黙の業務知識が表面化しやすく、その場で認識のずれを調整して合意形成も進められる。設問の『複数を集め意見を引き出し合意する』条件に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×文献調査は既存資料を一人で読み解く方法であり、関係者を集めて意見を引き出し合意を図る場ではない。
イ ×ワークサンプリングは作業を観察して実態を把握する手法で、集合して議論し合意形成する目的には合わない。
ウ ○グループインタビューは、複数の利用者を一堂に集め進行役が議論を促す技法である。参加者同士の発言が触発し合い、一人では気付かない要求や暗黙の業務知識が表面化しやすく、その場で認識のずれを調整して合意形成も進められる。設問の『複数を集め意見を引き出し合意する』条件に合致する。
エ ×定型アンケートは個別に同一質問へ回答させる方法で、その場の相互作用による意見の触発や合意形成は行えない。
✎くわしく
要求獲得の技法は、個別か集団か、聞くか観るかで整理できる。グループインタビューは集団かつ対話型で、参加者の相互作用により幅広い要求と合意を同時に得られる点が強み。一方アンケートは多人数から定量的に集めるのに向き、観察(ワークサンプリング)は本人も気付かない暗黙の作業を捉えるのに向く。設問のように『集めて引き出し合意』が鍵なら集団対話型を選ぶ。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『複数を集める』『その場で意見を引き出す』『合意形成』が揃えば集団対話型(グループインタビュー)と判断する。
覚え方
グループ=集団、インタビュー=聞き取り、と語をそのまま分解し『集めて聞く』と覚える。
よくある誤り
集合で行うブレーンストーミングと混同しやすいが、設問の主眼は要求の収集と合意形成であり、関係者を集めて意見を引き出す対話型技法が適切である。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0049