基本情報技術者試験「モジュール設計」の問題
モジュール分割の良否を評価するとき、二つのモジュールが必要なデータだけを引数として受け渡し、互いの内部構造に依存しない関係になっている。この結合の度合いとして最も適切なものはどれか。
ア内容結合
イ共通結合
ウスタンプ結合
エデータ結合
正解
エ.データ結合
データ結合は、モジュール間で必要最小限のデータ項目だけを引数として授受し、相手の内部構造に依存しない結合で、結合度が最も低い望ましい状態である。設問の『必要なデータだけを引数で渡し内部に依存しない』記述に正確に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×内容結合は他モジュールの内部を直接参照・変更する最も強い結合であり、内部に依存しないという設問条件と正反対である。
イ ×共通結合はグローバル領域などの共有データを複数モジュールが直接参照する結合で、引数だけで受け渡す関係とは異なる。
ウ ×スタンプ結合はデータ構造(レコード)全体を引数で渡し不要な項目まで共有する結合で、必要なデータだけを渡すデータ結合より結合度が高い。
エ ○データ結合は、モジュール間で必要最小限のデータ項目だけを引数として授受し、相手の内部構造に依存しない結合で、結合度が最も低い望ましい状態である。設問の『必要なデータだけを引数で渡し内部に依存しない』記述に正確に合致する。
✎くわしく
結合度は弱いほど(疎結合)望ましく、強い順に内容>共通>外部>制御>スタンプ>データと並ぶ。設問はやり取りが必要なデータ項目に限定され内部非依存なので最弱のデータ結合に該当する。スタンプ結合との違いは『構造体まるごとか、必要項目だけか』であり、無駄な共有を避ける点でデータ結合が優れる。設計では結合度を下げ凝集度を上げるのが基本方針である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『必要なデータだけ引数で渡す』『内部に依存しない』とあれば結合度最弱のデータ結合と判断する。
覚え方
結合度の良し悪しは『内容(最悪)…データ(最良)』の並びを頭に固定し、引数で必要分だけ=データ結合と結びつける。
よくある誤り
スタンプ結合とデータ結合を取り違えやすい。データ構造全体を渡すのがスタンプ、必要なデータ項目だけを渡すのがデータ結合である。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0020