基本情報技術者試験「オブジェクト指向設計」の問題
一つのオブジェクトに着目し、受け取ったイベントによって『受付中』『処理中』『完了』のように内部の状態が移り変わる様子を、状態と遷移の条件で表現したい。用いるUMLの図として最も適切なものはどれか。
ア状態遷移図
イクラス図
ウユースケース図
エコミュニケーション図
正解
ア.状態遷移図
状態遷移図(ステートマシン図)は、対象オブジェクトが取りうる状態と、イベントや条件によって状態が遷移する様子を表現する。設問の『受付中→処理中→完了』のように状態が移り変わる現象の記述に最も適する。
?選択肢ごとの解説
ア ○状態遷移図(ステートマシン図)は、対象オブジェクトが取りうる状態と、イベントや条件によって状態が遷移する様子を表現する。設問の『受付中→処理中→完了』のように状態が移り変わる現象の記述に最も適する。
イ ×クラス図はクラスの構造と静的関係を表す図であり、時間とともに状態が移り変わる動的な振る舞いを表すものではない。
ウ ×ユースケース図はアクターとシステム機能の関係を外部視点で表す図であり、内部状態の遷移を表現する目的のものではない。
エ ×コミュニケーション図はオブジェクト間のメッセージのやり取りを関連付きで表す相互作用図であり、単一対象の状態変化を表す図ではない。
✎くわしく
状態遷移図は『一つの対象の一生』を状態と遷移で描く点が特徴で、注文・申込み・機器の動作など状態をもつ対象のモデル化に使う。シーケンス図やコミュニケーション図が複数オブジェクト間のやり取りを表すのに対し、状態遷移図は単一対象の内部変化に焦点を当てる。この『誰の何を表すか』の軸で図を選び分けるとよい。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『状態が移り変わる』『イベントで遷移』とあれば状態遷移図と即断する。
覚え方
状態遷移図=状態を丸で、遷移を矢印で結ぶ『状態の地図』とイメージする。
よくある誤り
動的な振る舞いを表す図同士(シーケンス・コミュニケーション・状態遷移)の役割を混同しやすい。状態の移り変わりを問われたら状態遷移図と判断する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0017