基本情報技術者試験「要件定義技法」の問題
システムの要件定義において、画面の配色などを定める装飾要件のような分類ではなく、応答時間・稼働率・セキュリティ水準など、システムが備えるべき品質や制約に関する要件を何と呼ぶか。
ア非機能要件
イ機能要件
ウ予算要件
エ装飾要件
正解
ア.非機能要件
非機能要件は、システムが『どのような品質・制約のもとで動くか』を定めるもので、性能(応答時間・スループット)、信頼性(稼働率)、セキュリティ、拡張性、運用保守性などが含まれる。題幹が挙げる応答時間・稼働率・セキュリティ水準はいずれも非機能要件に該当する。
?選択肢ごとの解説
ア ○非機能要件は、システムが『どのような品質・制約のもとで動くか』を定めるもので、性能(応答時間・スループット)、信頼性(稼働率)、セキュリティ、拡張性、運用保守性などが含まれる。題幹が挙げる応答時間・稼働率・セキュリティ水準はいずれも非機能要件に該当する。
イ ×機能要件はシステムが提供すべき業務上の処理内容(何をするか)を定めるもので、品質・制約を定める非機能要件とは区別される。
ウ ×予算要件という標準的な要件区分は存在せず、開発の工数や費用の見積りは要件定義の成果を受けた別作業である。
エ ×装飾要件という分類は一般的でなく、画面の配色やボタン形状などはUI要件として機能・非機能の中で扱われる。
✎くわしく
要件は機能要件と非機能要件に大別される。非機能要件は見落とされやすく後工程の手戻りやトラブルの原因となるため、IPAの非機能要求グレードのような体系で『可用性・性能・運用保守・移行・セキュリティ・システム環境』などの観点を漏れなく定義することが重要となる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『応答時間・稼働率・セキュリティ・拡張性』が出たら非機能要件。『業務処理の内容』なら機能要件と判定する。
覚え方
『機能は“やること”、非機能は“どのくらい良く”』と対で覚える。
よくある誤り
非機能要件を軽視し機能要件だけ定義してしまう。応答時間や稼働率を機能要件と取り違える誤りも多い。『何をするか=機能、どの品質で=非機能』で切り分ける。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0165