ソフトウェア

基本情報技術者試験ファイルシステム」の問題

テクノロジ系ソフトウェア難易度:normal
ジャーナリングファイルシステムが持つ利点として最も適切なものはどれか。
ファイルを自動的に圧縮して保存し記憶容量の使用量を削減する
アクセス頻度の高いファイルを、より高速な記憶媒体へあらかじめ複製しておくことで、その後の読込み要求に対する応答を速くする
ディレクトリを階層化せず単一の表で管理し検索を簡素化する
更新内容を事前にログ(ジャーナル)へ記録し、障害発生後も整合性の回復を高速に行える
正解
更新内容を事前にログ(ジャーナル)へ記録し、障害発生後も整合性の回復を高速に行える

ジャーナリングファイルシステムは、実際の書込み前にその操作内容をジャーナル(ログ)へ記録する。障害で書込みが中断しても再起動時にログを参照して整合性を高速に回復できるため正しい。

?選択肢ごとの解説

ア ×ファイルの自動圧縮で容量を削減するのは圧縮ファイルシステムの機能で、障害回復を担うジャーナリングの利点ではない。
イ ×頻出ファイルを高速媒体へ複製して読込みを速めるのはキャッシュや階層ストレージの機能で、ジャーナリングの目的ではない。
ウ ×ディレクトリを階層化せず単一表で管理するのはフラットな構造の話で、検索の簡素化はジャーナリングの利点と無関係である。
エ ○ジャーナリングファイルシステムは、実際の書込み前にその操作内容をジャーナル(ログ)へ記録する。障害で書込みが中断しても再起動時にログを参照して整合性を高速に回復できるため正しい。

くわしく

非ジャーナリング方式では障害後に全体検査(fsck)が必要で復旧に時間がかかる。ジャーナリングはログを順に再適用(またはロールバック)して整合性を保つため復旧が高速。メタデータのみ記録する方式とデータも記録する方式があり、信頼性と性能のトレードオフがある。

本番での押さえどころ

試験のコツ

ジャーナリング=『更新前にログ→障害後はログで高速回復』。DBのログ先行書込み(WAL)と同じ発想と結びつける。

覚え方

ジャーナル=航海日誌。何をするか先に日誌へ書いてから実行するので、事故後も日誌から復旧できると覚える。

よくある誤り

ジャーナリングを圧縮や高速化(キャッシュ)の機能と混同する誤りが多い。本質は『障害時の整合性回復の高速化』である。

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