基本情報技術者試験「プロセスの状態遷移」の問題
実行状態のタスクが、自らの入出力要求の完了を待つために移る状態はどれか。
アCPUの割当てを待つ実行可能状態
イ事象の発生を待つ待ち状態
ウCPUを占有して命令を実行している実行状態
エ資源を解放し消滅した終了状態
正解
イ.事象の発生を待つ待ち状態
実行状態のタスクが入出力完了などの事象発生を待つ必要が生じると、CPUを解放して待ち状態(ブロック状態)へ移る。事象の完了通知を受けると実行可能状態へ戻るため正しい。
?選択肢ごとの解説
ア ×実行可能状態はCPUの割当てを待つだけで実行準備が整った状態であり、入出力完了を待つために移る先ではない。待ち状態から事象完了後に移る先である。
イ ○実行状態のタスクが入出力完了などの事象発生を待つ必要が生じると、CPUを解放して待ち状態(ブロック状態)へ移る。事象の完了通知を受けると実行可能状態へ戻るため正しい。
ウ ×実行状態は今まさにCPUを占有して命令を実行している状態であり、入出力を待つために移る先ではなく遷移元である。
エ ×終了状態はタスクが処理を完了し資源を解放して消滅した状態であり、入出力完了を待つために一時的に移る状態ではない。
✎くわしく
3状態モデルは実行可能(レディ)・実行(ラン)・待ち(ブロック)から成る。実行→待ちは入出力要求、待ち→実行可能は事象完了、実行可能→実行はディスパッチ、実行→実行可能はプリエンプションで起こる。遷移のきっかけを対で覚えるのが要点である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
3状態の遷移を矢印で図示し『実行→待ち=入出力要求』『待ち→実行可能=事象完了』『実行可能→実行=ディスパッチ』と暗記する。
覚え方
待ち状態は『荷物の到着待ちで手が空く』、実行可能状態は『順番待ちの行列』とイメージで区別する。
よくある誤り
待ち状態と実行可能状態を混同しやすい。待ちは『事象を待つ』、実行可能は『CPUを待つ』と区別する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a3-0206