基本情報技術者試験「多重レベルフィードバックキュー」の問題
多重レベルフィードバックキュー方式のスケジューリングの説明として最も適切なものはどれか。
ア全タスクに同一の固定優先度を割り当て変更を一切行わない
イ単一のキューで到着順に途切れず最後まで実行する
ウ処理時間が判明している前提で常に最短のタスクを選ぶ
エ複数の優先度別キューを設け量子を使い切ったタスクを下位キューへ移す
正解
エ.複数の優先度別キューを設け量子を使い切ったタスクを下位キューへ移す
多重レベルフィードバックキューは優先度の異なる複数のキューを持ち、上位ほど短い量子を割り当てる。量子を使い切った(=処理が長い)タスクは下位キューへ降格し、短いタスクは上位で速く完了する。実行履歴に応じ動的に優先度を変える点が正しい。
?選択肢ごとの解説
ア ×固定優先度を割り当て変更しないのは固定優先度方式であり、量子消費に応じて優先度を変える本方式とは正反対である。
イ ×単一キューで到着順に途切れず実行するのはFCFSの説明であり、複数キュー間の移動も優先度の動的変更も行わない点で異なる。
ウ ×処理時間が判明している前提で最短を選ぶのはSJFの説明であり、処理時間が未知でも履歴で適応するフィードバック方式とは前提が異なる。
エ ○多重レベルフィードバックキューは優先度の異なる複数のキューを持ち、上位ほど短い量子を割り当てる。量子を使い切った(=処理が長い)タスクは下位キューへ降格し、短いタスクは上位で速く完了する。実行履歴に応じ動的に優先度を変える点が正しい。
✎くわしく
多重レベルフィードバックキューは複数の優先度キューとキュー間移動規則から成り、処理時間が事前に分からなくても挙動から推定して適応する。短い対話的タスクは上位で速く、長い計算タスクは下位へ降りて公平性と応答性を両立させる汎用OS向きの方式である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
キーワードは『複数キュー』『量子を使い切ると降格』『処理時間が未知でも適応』。これらが揃えば本方式と判定する。
覚え方
多重レベルフィードバックは『何段もの階段、長居する者は下の段へ』。履歴を見て段を上下する、とイメージする。
よくある誤り
単純な優先度方式やラウンドロビンと混同し、キュー間の降格・昇格という動的な仕組みを見落とす誤りが多い。
ソフトウェアの他の問題
OS(オペレーティングシステム)が担う最も中心的な役割を説明したものはどれか。実行状態のタスクが、自らの入出力要求の完了を待つために移る状態はどれか。3つのタスクP1・P2・P3が時刻0に同時に到着し、処理時間はそれぞれ8・4・6である。FCFS(到着順)方式でP1→P2→…4つのタスクが時刻0に同時到着し、処理時間はそれぞれ6・2・8・4である。処理時間の短い順に実行するSJF(ノンプリエンプテ…3つのタスクP1・P2・P3が時刻0にこの順で実行可能列に並ぶ。処理時間はP1=5・P2=3・P3=7で、タイムクウォンタム…4つのタスクPA・PB・PC・PDが時刻0に同時到着する。処理時間はPA=6・PB=2・PC=4・PD=8で、優先度はPB・…
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a3-0214