基本情報技術者試験「来訪者管理」の問題
K社のオフィスでは、来訪者が受付で記帳すれば社員エリアへ自由に立ち入れる。先日、商談で訪れた人物が無人の会議室や執務エリアを一人で歩き回り、机上の資料を見ていたことが分かった。来訪者による無断の立入りを抑える対策として、最も適切なものはどれか。
ア来訪者へ社員と一目で見分けられる入館証を着けさせ、入退館の時刻を逐一記録する。
イ受付から退出まで社員が付き添い、立ち入れる区域を必要な範囲に限って案内する。
ウ受付に防犯カメラを置き、来訪者の顔を録画して後から確認できるようにする。
エ来訪者へ来社目的と訪問先を記帳させ、後で訪問の事実を照合できるようにする。
正解
イ.受付から退出まで社員が付き添い、立ち入れる区域を必要な範囲に限って案内する。
問題は『来訪者が単独で社員エリアを自由に動ける』ことである。社員が常時付き添い、立入り可能な区域を会議室など必要範囲に限定すれば、来訪者が無人の執務エリアへ入り資料を見る行為を、その場で物理的に抑えられる。実行段階を直接止める対策である。
?選択肢ごとの解説
ア ×入館証の着用と時刻記録は識別・追跡に役立つが、単独で歩き回る行為そのものを止める力はない。
イ ○問題は『来訪者が単独で社員エリアを自由に動ける』ことである。社員が常時付き添い、立入り可能な区域を会議室など必要範囲に限定すれば、来訪者が無人の執務エリアへ入り資料を見る行為を、その場で物理的に抑えられる。実行段階を直接止める対策である。
ウ ×防犯カメラは受付付近の記録・抑止には役立つが、執務エリア内を単独で動く来訪者の立入りを防げない。
エ ×目的・訪問先の記帳は事後照合には有効だが、来訪者が無断でエリアに入る行為自体は防げない。
✎くわしく
来訪者管理は『識別(誰か分かる)』『同行(単独行動させない)』『区域限定(行ける範囲を絞る)』の組合せで成り立つ。記帳やカメラは識別・追跡寄りで、単独行動の抑止には同行と区域限定が要点になる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
来訪者が単独で歩き回るのが論点なら、社員の常時同行と立入り区域の限定が正解。記帳・カメラは補助。
覚え方
来訪者は『一人にしない・どこでも行かせない』。付き添いと区域限定が肝。
よくある誤り
記帳や入館証など『識別・記録』を選びがちだが、論点は単独行動の抑止であり、同行と区域限定でなければ実行を止められない。
情報セキュリティの他の問題
A社の経理担当者が、取引先を装ったメールに添付された請求書ファイルを業務PCで開いたところ、見慣れない画面が一瞬表示されて消…B社のWebサービスで、複数の利用者アカウントに対し正しいIDとパスワードの組合せによるログインが短時間に外部から成立する事…C社では、退職予定者や異動者のアカウント権限の見直しが滞り、業務上不要になった共有フォルダへのアクセス権が残り続けている。情…D社のファイルサーバがランサムウェアに感染し、業務ファイルが暗号化された。D社は日次でバックアップを取得しているが、バックア…E社の従業員に、取引先銀行を名乗る『口座情報の更新が必要』というメールが届いた。本文中のリンク先URLにアクセスすると、銀行…F社は社外の従業員が、カフェなどの公衆無線LANを利用して社内システムへアクセスしている。通信内容が経路上で第三者に盗聴・改…
この問題を、AIの8-ways解説つきで。
無料ではじめる →基本情報技術者試験の演習を、一問ごとに「なぜ」まで。まずは無料で。
ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-b-sec-0179