基本情報技術者試験「紙媒体の廃棄」の問題
F社では不要になった顧客台帳や設計図の紙を、一般ごみの箱にそのまま捨てている。回収業者へ渡る前にごみ置場から抜き取られ、記載情報が外部に流出する懸念が示された。紙媒体からの情報復元・流出を防ぐ廃棄方法として、最も適切なものはどれか。
ア廃棄する紙束を施錠した保管庫に一定期間ためてから、まとめて一般ごみへ出す。
イ廃棄する紙の表面へ『機密・廃棄』の印を押し、誤って再利用されないようにする。
ウ細断機で裁断するか溶解処理を委託し、記載内容を読み取れない状態にしてから出す。
エ廃棄した文書の種類と枚数を台帳へ正確に控え、後から廃棄の実績を確認できるようにする。
正解
ウ.細断機で裁断するか溶解処理を委託し、記載内容を読み取れない状態にしてから出す。
問題は『読める状態の紙が捨てられ抜き取られる』ことである。シュレッダーでの細断や溶解処理は記載内容を物理的に復元不能にするため、廃棄後にごみ置場から抜き取られても情報は読み取れない。流出経路を断つ確実な対策である。
?選択肢ごとの解説
ア ×施錠保管でためても、最終的に一般ごみへ読める状態で出す限り、回収前の抜き取りで内容が流出しうる。
イ ×廃棄印は再利用防止には役立つが、紙に記載された内容自体は読める状態のままで流出を防げない。
ウ ○問題は『読める状態の紙が捨てられ抜き取られる』ことである。シュレッダーでの細断や溶解処理は記載内容を物理的に復元不能にするため、廃棄後にごみ置場から抜き取られても情報は読み取れない。流出経路を断つ確実な対策である。
エ ×廃棄台帳は実績の確認に役立つが、捨てた文書が読める状態である限り抜き取りによる流出は防げない。
✎くわしく
媒体廃棄の原則は『情報を復元不能にしてから処分する』ことである。紙は細断・溶解、電子媒体は物理破壊やデータ消去と、媒体に応じた復元不能化が要点で、保管や記録は補助に過ぎない。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
紙媒体の廃棄が論点なら、シュレッダー細断や溶解処理による『復元不能化』が正解。保管・記録は補助。
覚え方
捨てる前に『読めなくする』。紙は刻むか溶かす。
よくある誤り
保管や記録の強化で足りると考えがちだが、最終的に読める状態で外部へ出る限り流出は防げない。復元不能化が必須である。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-b-sec-0174