基本情報技術者試験「印刷物の管理」の問題
E社では複数部署が一台の共有プリンタを使う。給与明細や契約書を印刷した社員が取りに行く前に席を離れ、他部署の社員が出力トレイから機密文書を持ち去る事案が起きた。出力直後の放置による漏えいを防ぐ仕組みとして、最も適切なものはどれか。
アプリンタを人目につく通路沿いへ移し、持ち去りをためらわせて抑止する。
イトナーの残量を監視し、印刷が途中で止まらないよう早めの補充を徹底する。
ウ出力した各ページの端へ印刷者名と日時を自動で刷り込み、出所を追えるようにする。
エジョブをいったん保留し、本人がプリンタで認証した時にだけ用紙へ出力する。
正解
エ.ジョブをいったん保留し、本人がプリンタで認証した時にだけ用紙へ出力する。
原因は『出力された文書がトレイに放置される』ことである。認証印刷(オンデマンド印刷)はジョブをサーバで保留し、本人がプリンタでICカード認証した瞬間にのみ印刷するため、無人状態で機密文書がトレイに残らず、持ち去りの機会そのものを消す。課題に直接対応する。
?選択肢ごとの解説
ア ×設置場所の変更は心理的抑止に過ぎず、放置された文書を誰かが持ち去る事態を確実には防げない。
イ ×トナー監視は印刷の継続性を保つ運用策で、出力物の放置による漏えいとは無関係である。
ウ ×印刷者名の刷り込みは事後の追跡には役立つが、トレイに放置された文書が見られ持ち去られること自体は防げない。
エ ○原因は『出力された文書がトレイに放置される』ことである。認証印刷(オンデマンド印刷)はジョブをサーバで保留し、本人がプリンタでICカード認証した瞬間にのみ印刷するため、無人状態で機密文書がトレイに残らず、持ち去りの機会そのものを消す。課題に直接対応する。
✎くわしく
共有機器では『出力と受取りの間に無人時間が生じる』ことが弱点になる。受取り時の認証で出力タイミングを本人在席時に限定すれば、放置区間そのものをなくせる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
共有プリンタの放置出力が論点なら、本人認証時にだけ出力する認証印刷(オンデマンド印刷)が正解。
覚え方
放置をなくすには『本人が来てから刷る』。認証してから出力で無人のトレイをなくす。
よくある誤り
追跡(印刷者名)や抑止(設置場所)を選びがちだが、論点は放置をなくすことであり、認証印刷でなければ機会は残る。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-b-sec-0173