情報セキュリティ

基本情報技術者試験セキュリティ教育」の問題

情報セキュリティ情報セキュリティ難易度:normal
H社では全社員に同一内容のセキュリティeラーニングを年1回実施しているが、開発者からは『業務に直結する内容が乏しい』、新入社員からは『前提知識がなく理解できない』との声が上がり、教育効果が上がっていない。教育の企画を見直す方針として、最も適切なものはどれか。
これまでの一律の内容はそのまま保ち、実施を年1回から年4回へと増やす。
理解度に差が出ないよう、最も基礎的な内容だけに絞って全員へ配る。
受け手の役割と前提知識の違いに合わせ、層ごとに中身を組み立てる。
教育を任意参加とし、必要と感じた社員だけが受けられるようにする。
正解
受け手の役割と前提知識の違いに合わせ、層ごとに中身を組み立てる。

教育効果が上がらない原因は、役割も前提知識も異なる社員に同一内容を課している点にある。開発者には業務に即した実践的内容を、新入社員には基礎から学べる内容をというように、対象者の役割と知識水準に応じて教育を設計すれば、各層のニーズに合致し効果が高まる。

?選択肢ごとの解説

ア ×一律内容のまま回数だけ増やしても、業務との不適合や前提知識不足という質の問題は解消されず、効果は改善しない。
イ ×基礎のみに絞ると開発者など高度な内容を求める層には物足りず、全体の底上げにはなるが役割別のニーズを満たせない。
ウ ○教育効果が上がらない原因は、役割も前提知識も異なる社員に同一内容を課している点にある。開発者には業務に即した実践的内容を、新入社員には基礎から学べる内容をというように、対象者の役割と知識水準に応じて教育を設計すれば、各層のニーズに合致し効果が高まる。
エ ×任意参加にすると教育を要する層ほど受講しない恐れがあり、組織全体のセキュリティ水準の確保という目的に反する。

くわしく

セキュリティ教育は『誰に・何を・どの水準で』を設計することが要諦である。役割(経営層・一般社員・開発者・運用者など)や習熟度で必要な知識が異なるため、対象者別にカリキュラムを分けることで限られた教育資源を効果的に配分できる。

本番での押さえどころ

試験のコツ

教育効果の問題は『対象者の役割・知識水準に応じた内容設計』が定石。一律・量増・任意化は不正解になりやすい。

覚え方

教育は『相手に合わせて仕立てる』。同じ服を全員に着せても合わない。

よくある誤り

教育の問題を『量(回数)』の不足と捉えてしまうが、本質は『対象者への適合(質)』であり、一律内容の増量では解決しない。

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