基本情報技術者試験「セキュアな設定管理」の問題
I社が導入した管理用ソフトウェアには、出荷時から共通の管理者IDと初期パスワードが設定されており、管理画面が外部ネットワークからもアクセス可能な状態で稼働していた。導入直後に最優先で行うべき設定変更はどれか。
ア管理画面の配色やレイアウトを自社の運用に合わせて見やすく変更する。
イソフトウェアのライセンス登録を済ませ、正規版として利用できる状態に整える。
ウ出荷時の共通認証情報を独自のものへ改め、管理画面に届ける接続元を絞り込む。
エ管理画面の操作手順書を作成し、運用担当者へ配布して周知する。
正解
ウ.出荷時の共通認証情報を独自のものへ改め、管理画面に届ける接続元を絞り込む。
共通の初期パスワードは広く知られており、外部からアクセス可能な管理画面と組み合わさると容易に乗っ取られる。導入直後にまず初期パスワードを推測困難なものへ変更し、管理画面のアクセス元を必要な範囲に限定することが、最も差し迫ったリスクへの最優先対策である。
?選択肢ごとの解説
ア ×配色やレイアウトの変更は利便性の話であり、乗っ取りリスクの低減には何ら寄与しないため、最優先事項ではない。
イ ×ライセンス登録は正規利用のための手続であり、セキュリティ上の喫緊のリスクである初期パスワードやアクセス範囲とは無関係である。
ウ ○共通の初期パスワードは広く知られており、外部からアクセス可能な管理画面と組み合わさると容易に乗っ取られる。導入直後にまず初期パスワードを推測困難なものへ変更し、管理画面のアクセス元を必要な範囲に限定することが、最も差し迫ったリスクへの最優先対策である。
エ ×操作手順書の作成・周知は運用整備として有用だが、放置すれば即侵入されうる初期設定の是正より優先度は低い。
✎くわしく
セキュアな設定管理では、出荷時の初期値(デフォルト認証情報・不要な公開・余計なサービス)を導入時に必ず見直すことが原則である。特に共通の初期パスワードと管理機能の不要な公開は侵入の典型的な入口であり、稼働前ないし直後の堅牢化(ハードニング)が要る。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
共通の初期パスワード+管理画面の外部公開は最優先で是正。パスワード変更とアクセス範囲の制限が定番の正解。
覚え方
初期設定は『鍵が共通の状態』。導入したらまず鍵を自分専用に替え、玄関(管理画面)を不特定多数に開けない。
よくある誤り
利便性向上や手続的タスクを優先してしまう。導入直後は『すぐ悪用されうる設定』の是正が最優先という観点を持つ。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-b-sec-0117