情報セキュリティ

基本情報技術者試験マルウェア」の問題

情報セキュリティ情報セキュリティ難易度:normal
G社で、Webサービスのログインに二段階目のワンタイムパスワードを使っていない利用者のアカウントが相次いで乗っ取られた。被害者のPCを調べると、画面に異常はないが、利用者のキーボード入力内容が記録され外部へ送信されていた。被害を抑えるうえで利用者側の対策として、最も適切なものはどれか。
一度きりで失効し記録された値が次回には通用しない、使い捨ての認証要素を併せて用いる。
ログインに用いる文字列を、より長く複雑で推測しにくいものへと定期的に繰り返し変更し続ける。
ログイン画面を開くWebブラウザを、別の開発元の製品へ切り替えて利用する。
ログイン時に打ち込んだ文字を、画面上では黒丸の伏字として表示する設定にする。
正解
一度きりで失効し記録された値が次回には通用しない、使い捨ての認証要素を併せて用いる。

被害はキーロガーによる入力記録である。固定値をいくら強くしても入力すれば記録される。一度きりで失効するワンタイムパスワードなどの追加認証を併用すれば、記録された値は次回には使えず、入力履歴の窃取だけでは突破されにくくなる。

?選択肢ごとの解説

ア ○被害はキーロガーによる入力記録である。固定値をいくら強くしても入力すれば記録される。一度きりで失効するワンタイムパスワードなどの追加認証を併用すれば、記録された値は次回には使えず、入力履歴の窃取だけでは突破されにくくなる。
イ ×文字列を複雑にしても入力すればキーロガーに記録されるため、強度を上げても窃取と再利用は防げない。
ウ ×ブラウザを変えてもキー入力を記録するキーロガーの動作は端末側で継続するため、入力内容の窃取は止まらない。
エ ×画面上の伏字表示は肩越しの覗き見対策であり、キーボードからの入力そのものを記録するキーロガーには無効である。

くわしく

キーロガーは入力という不可避の行為を捉えるため、入力する秘密が固定値である限り窃取・再利用される。対策の要は『盗まれても再利用できない値』、すなわちワンタイム性のある認証要素を加えることである。

本番での押さえどころ

試験のコツ

キーロガー対策は『盗まれても使い回せない』ワンタイムパスワード等の追加認証。固定値の強化や伏字は的外れ。

覚え方

キーロガーは『打った瞬間に盗まれる』。だから盗んでも次は使えない使い捨ての鍵(ワンタイム)で守る。

よくある誤り

パスワードの複雑化や伏字表示で防げると考えがちだが、これらは『入力後に記録される』というキーロガーの本質に対しては無力である。

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