基本情報技術者試験「中間者攻撃」の問題
Q社の利用者が社外からWebシステムにアクセスした際、ブラウザに『サーバ証明書が信頼できない』旨の警告が表示された。経路上で第三者が通信に割り込み内容を傍受・改ざんする中間者攻撃を防ぐうえで、利用者が取るべき対応として最も適切なものはどれか。
ア接続を中止し、管理者へ証明書の発行元や有効性を確認してもらう。
イ表示されたサイトの見た目が普段どおりなら警告を例外として続行する。
ウ社内ネットワークに接続し直してから同じURLへアクセスする。
エ証明書の警告を出すブラウザの設定をオフにして接続を試みる。
正解
ア.接続を中止し、管理者へ証明書の発行元や有効性を確認してもらう。
証明書の警告は、接続先が正規サーバではなく攻撃者が割り込んだ偽のサーバである可能性を示すサインである。中間者攻撃では攻撃者が偽証明書で通信を仲介し傍受・改ざんする。接続を中止し、管理者へ証明書の発行元や有効性を確認すれば、偽サーバとの通信開始を未然に防げる。
?選択肢ごとの解説
ア ○証明書の警告は、接続先が正規サーバではなく攻撃者が割り込んだ偽のサーバである可能性を示すサインである。中間者攻撃では攻撃者が偽証明書で通信を仲介し傍受・改ざんする。接続を中止し、管理者へ証明書の発行元や有効性を確認すれば、偽サーバとの通信開始を未然に防げる。
イ ×見た目が普段どおりかは判断材料にならず、偽サイトは外観を精巧に模倣するため、その判断で例外接続すれば偽サーバへ自ら情報を渡しかねない。
ウ ×接続元のネットワークを変えても、接続先サーバの証明書が信頼できない事実は変わらず、偽サーバの可能性という原因に対処していない。
エ ×警告自体を出さない設定にするのは、危険を知らせる仕組みを止める行為で、中間者攻撃のリスクをむしろ見えなくする。
✎くわしく
TLSの証明書検証は『接続相手が本物か』を保証する仕組みであり、警告はその保証が破れた状態を意味する。中間者攻撃は暗号化されていても証明書の検証を欺ければ成立しうるため、警告の軽視は致命的である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
証明書警告は中間者攻撃の兆候。『中止して管理者へ確認』が定石で、例外接続や警告の抑止は不正解。
覚え方
証明書警告は『相手が偽物かも』の赤信号。赤信号は止まって確認、突っ切らない。
よくある誤り
証明書警告を単なる不具合や邪魔な表示と捉え、見た目で判断したり警告自体を抑止して済ませてしまう。警告は通信の安全性が崩れた重大な兆候である。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-b-sec-0017